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2017年 01月 04日
3歳のワリード君。ウィルムス腫瘍です。
モスルにいたときにカンサ病院で2016年3月に手術しました。 モスルには、そのあとのケモセラピーの薬もそろっていたそうです。 2016年2月、イスラム国が家に来て、トンネルを掘っていました。米軍がそのことを知ったのか、空爆を行い彼の家は、壊されていました。 イスラム国がトンネルを掘ってから4日後のことでした。幸いのことに家から出ていた時でしたので、家族は誰も怪我しなかったのですが家は粉々に壊されました。 それで、ゴグジェリまで逃げてきたのですが、イスラム国は、ここは私たちが占拠している家だからということで、お金をとられて住まわされました。なぜなら、彼らは、イスラム教徒でも、シャバックと呼ばれる少数派だから(おそらく人頭税?のようなものでしょう) 今回のモスル解放作戦でゴグジェリが解放され、イラク軍がやってきてここは危ないから出ろというので、ハーゼルキャンプまで連れてこられたのでした。 そして、病院はというと、いまだにイスラム国の中にあるため、もはや病院には行くことができず、アルビルの病院までやってきたのですが、病院には薬がないのです。 ナナカリーの医師が処方した薬は病院にはありません。JIM-NETの車に乗せてあげて町の薬局まで買いに行きました。数軒探してようやく2種類の薬を購入。これだけで5000円。これからキャンプに戻るというので、そのタクシー代も支払って上げて、約7000円分の支援なりました。 ISからも、彼はシャバクの中でもシーア派だったために、迫害を受け、さらに米軍の空爆で家を破壊され、ようやく、ISから解放されても、難民キャンプで不自由な暮らし。おまけにがんの子どもにきちんとした治療を受け指すことも難しいのです。 ![]() #
by jim-net-news
| 2017-01-04 08:18
2016年 12月 29日
タハニが、僕のFBを見てくれて、いいねを押してくれている。
鎌田先生が、イラクにやってきて、日テレの取材のうち合わせとかでヘロヘロで、寝ようと思っていた時に、タハニからチャット。 数日前、小児がんの少女が死んだ。お父さんは、少し英語が喋れて紳士的な人だった。 モスル解放作戦で解放されたのはいいが、病院はいまだISの支配下にある。もうそこの病院には行けないので、アルビルのナナカリー病院にやってきた。数日前に亡くなったという話を聞いた。 そんなことをFBで書いたら、タハニがチャットしてきた。 「FBで見たよ。イラクでカレー食っている!」 「こちらは雨ばかり降っていて寒いよ」 「ロンドンもさむいわ.イラクのがんの子どもたち、かわいそう] 「ああ。こっちは薬がないんだ。君のチョコをイラクで募金してくれた人たちにあげるチャリティをするんだ」 「それは、うれしいわ」 ![]() 「この絵はシリアとイラクの戦争を描いたの。子ども達が平和に暮らせることを願っているわ」 #
by jim-net-news
| 2016-12-29 05:00
| 物語のあるチョコ ヨーロッパ編
2016年 12月 29日
絵を描いてくれたのは、シリア難民タハニさん。
![]() 12歳の時に兵士が家宅捜査を行い、お父さんが逮捕されそうになった時に抵抗し、殴られて骨折しました。 お父さんは逮捕され4カ月の刑務所暮らし、義理のお兄さんはオリーブ畑で仕事をしていたらロケット弾が飛んできて死亡。 本当に大変な経験だ。と思われるかもしれませんが、シリア人にとってはごく普通の出来事になっているのです。 しかし、さらにタハニさんはがんになり、ヨルダンで闘病生活を続けなければならなかったのです。 9月20日、タハニさんはイギリスに移住することができ、今はロンドンの病院で治療を続けています。 http://pds.exblog.jp/pds/1/201612/29/97/f0155297_402128.jpg 先日写真が送られてきました。ロンドンに行ったら時計台を見たいといっていたので、「見に行った?」と聞いたら、行っていないと ![]() 「歩けなくなっちゃったから」 「医者は足を切断したほうがいいというの。でもどうしたらいいかわからない。」 英語は勉強している? 「歩けないから、近く英語の家庭教師が来てくれるの」 いつも何している? 「お姉さんと一緒にいる。絵を描いていることがおおいいわ」 ![]() タハニのチョコを手にした方は、是非写真を撮って送ってください。タハニが見たら喜ぶと思います。 さとうまき #
by jim-net-news
| 2016-12-29 04:10
| 物語のあるチョコ ヨーロッパ編
2016年 12月 25日
12月の雨はイラクでも冷たい。
ここのところ雨続きtだ。12月15日、ナナカリーを訪問した時、少し英語のできる男性が話しかけてきた。 「息子が2人とも血友病で死んでしまったんです。そして娘は、白血病と戦っているんです。」 「300ドルの薬を自分でかいました。」 10月の23日にモスルのカイヤラから、アルビルに避難してきて300💲出してお金を払って家を借りています。 私は、ISがくるまでは技術者としてベイジの製油所で働いていましたが、ISが来てからは仕事がなくなりました。 2014年10月23日に、娘のファートマ(4歳)が白血病にかかり、イブンアシール病院に通っていました。カイヤラからイスラム国がいなくなり、イラク軍が治安を維持するようになり、イブンアシール病院にはいけなくなってしまったからです。」 どうして難民キャンプには、入らないのですか? 「娘の容態が悪く病院の近くにいたいからです」 仕事がないのに家を借りるのも大変では? 「親戚や村の人たちが支援してくれています。」 ファートマちゃんの血液データを見ると白血球、血小板がほとんどゼロです。 ![]() この日はとりあえず薬代の一部を支払って上げました。 数日後、様子を見ようとローカルスタッフに調べてもらたっところ、亡くなったことがわかりました。 家族はカイヤラに戻ったとのこと。 ![]() 解放されたカイヤラは、ISが油田に火を付けていたために煙まみれになっています。 戦時下でガンの子どもを助けるのは本当に厳しいと思いました。 #
by jim-net-news
| 2016-12-25 17:38
| 癌・白血病
2016年 12月 20日
アルビル。ここのところ天気はすぐれず冷たい雨が降っている。北部では雪が積もっているらしい。
ナナカリー病院に行くと救急車が停まっており、難民キャンプからがん患者を連れてきたという。 サナット君6歳は母親に手を引かれ救急車から降りて病室へとむかった。靴やズボンはドロドロになっており、ここのところ続く雨でキャンプはぬかるんでいるのだろう。 ペイマン先生はいらだっていた。 「いきなり、救急車はキャンプから患者を連れてくる。ベッドが足らない。この子にはベッドがありません。仕方がないからこんばんは別の患者と一緒に寝てもらう。」 お母さんはどうするんだろうか。通常は子どものベッドに添い寝している。 ここのところ数日の入院患者は、モスルからの避難民ばかりになっている。 「薬がたりません。モスルからこれだけの患者が来ているのに、中央政府からの薬は1%にすぎません。」 結果、患者は皆自分たちで薬を買わざるを得ない状況だ。 JIM-NETでは、緊急事態と判断し、患者が払った薬代をキャッシュバックするようにしているが、私たちの予算も足りずに今日一日で500💲をついやsてしまった。 サナット君は、モスルのハバルという村に住んでいたが、2014年にISが自宅に押し入り地元の民兵との間で激しい銃撃戦になってしまい、恐怖におびえた。その時から体調がおかしくなり、モスル内のイブンアシール病院にいくと白血病だと診断された。 ISの戦闘員は、お父さんに戦闘員になるのなら、薬をただで出してあげるといわれたが父は拒否した。 長男は、ISで働くことを申し出るが、父は怒り、息子を殴ったという。 知り合いがお金を払い、薬を買ってくれたので治療を続けることができた。 「夫と、息子は、その時から仲が悪くなりました」お母さんは涙を浮かべながら 「その時のことは思い出したくない」という。 そして、ゴブジェリまで、逃げてそこから、イブンアシール病院に通うことになった。1か月ほど前ゴブジェリからISが退去し、イラク軍が治安を維持している。イブンアシール病院は、いまだにISの傘下になっているので、サナット君はもはや病院に通うことができなくなってしまったのだ。サナット君の出血がひどく、イラク軍がハーゼル・キャンプに連れて来られ、そこから、ナナカリーにに通うことになったのだ。 ![]() 親子は、ベッドがなく、ただ座って待っていいた。 ![]() ![]() ![]() #
by jim-net-news
| 2016-12-20 11:57
| 癌・白血病
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