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2009年 01月 31日
現地時間早朝6時 あと数時間でイラクでは地方議会選挙の投票が行われる。実施直前にこのような選挙情報を出しても遅いのだが、数日前にイラクほぼ全土を対象に行われた有権者の世論調査の結果をご紹介したい。なおこの調査は今月19日にイラクテレビ局sharqiyaがおこなったものであり、23歳から60歳までの選挙権をもつイラク人に対して行われたものである。男女別内訳は男性61%、女性39%となっている。
![]() ![]() ここでは、バグダードとバスラの世論調査の結果をあげているが、その他の県でもマーリキー首相(ダアワ党)の連合法治国家連盟の支持が圧倒的である。その大きな理由として昨年から今年までの間に治安状況が大きく改善したことがあげられるだろう。今回のもう一つの勢力としてでてくるはずのアブドゥル・アズィーズ・ハキーム(イラク・イスラーム最高評議会)のシャヒード・ミフラーブが世論調査では出遅れた感がある。当初、イランとの太いパイプを持ち財政基盤も大きいとされている彼だが、支持基盤が強く、有利なはずである南部においても世論では今一つ支持を獲得しきれずにいるようである。(実際はもちろんどうかわわからないが) この理由としてこれまで、政治を担ってきた、こういった宗教政党が結果を出せなかった、公約を果たさなかったことに対する国民の不満の表れであるとされている。また宗派主義による政治がイラクの政治的不安定性を助長させるものとして指摘されてきたが、こういったことも国民が宗派主義に傾きやすい宗教政党から比較的そういった色の少ない世俗政党へと移り変わりつつあるようである。 ![]() ![]() 街中にかかる、ポスター(ミサール・アルアルースィ) もちろんこの世論調査は一局のテレビ局が実施したものであってどこまで実際の国民の声を反映しているかは正確に把握できるものでないが、こと我々のローカルスタッフのいるバグダードでは治安の改善が目に見えて明らかになったためにマーリキーを押す声が強い。またバスラでは現状が改善されないために、これまで力をもっていた宗教政党を否定する声が良く聞かれる。いずれせよ、この数時間後に投票が開始される。安全で公正な選挙の実施には未だに疑問を呈する声があがっているが、そのようなことがないように祈るばかりである。 t
by jim-net-news
| 2009-01-31 09:58
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