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2009年 02月 03日
昨日、これまで搬送が滞っていた、難民キャンプからようやく患者達が搬送されて来た。 今回は付き添いも含め3人がアンマンの赤新月を訪れている。 一人はデルシャード(26歳)目に異常を訴えている。あと2人はナザニーン(30歳)とその母親マルヤム(45歳)である。ナザニーンは以前から肝臓に痛みを覚えており、食事もあまり取れなくなっているということだこれから詳細な検査が行われることになる。娘の同伴者としてやってきた母親のマルヤムだったが、彼女も体の関節や背中が痛むということで、急遽彼女も患者として検査を受けることになった。 アラビア語を話せない女性達の話を聞くために、デルシャードが通訳をしてくれた。クルド系イラン人の女性難民はもともと母国語がクルド語であり、アラビア語はしゃべることができない。一方、男性は仕事をしたりと外に出る機会が多いため、長年の難民生活の中でアラビアをを習得している者が多い。 ![]() マルヤム(30) 「今のキャンプで生活してきて4年が経った。娘の今の病気の深刻さがキャンプの状態の辛さを物語っているでしょう。アル・ターシュ(アンバール県にあった難民キャンプ)にいたときのほうが、まだ良かったわ。貧しくて、辛かったし色々な制限はあったけど男達は働く事ができていた。私も男達が働きに出ている間、キャンプの裏にある湖へその日に使う水を汲みに行ったりしていたのよ。それが女性の仕事だったから・・。」 ![]() デルシャード(30) 「ずいぶん前から右目がおかしいんだ。視力も落ちているし、よくカメラのフラッシュが焚かれているように見えることがある。昨日行った病院では十分な治療を施せないといわれたんだ。だから今日は別の眼科医のところに診察に行ってくるよ。それでもだめなら、治療がきちんとできる国へ移してもらいたい。このまま目が見えなくなることが恐ろしいよ。このままキャンプに戻りたくはない。あそこは一片の可能性もないんだから。」 ![]() 一番左がナザニーン Jim-netでは昨年夏からこれまでにのべ7人の患者を国境のトリビルキャンプから緊急搬送の支援を行なっている。
by jim-net-news
| 2009-02-03 10:37
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