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2009年 05月 27日
イラクではいまだに電気の供給が大きな問題になっている。昨日のニュースではバスラ市民がこれまでに何度も政府に求めたように電気供給の増加と安定を要求した。バスラ新県知事シャルターグ・ウブードは日に少なくとも12時間は切れることないよう電気が供給されるよう努力すると約束した。今後は暑くなるにつれ(夏のバスラは45度~50度近くまで気温が上がる)エアコンが不可欠なバスラはこれは大きな問題なのである。シャルターグ知事は「早急に解決せねばいけない問題として電気と水が最優先事項であり、我々に信頼を寄せてくれているバスラ市民が満足できるような形で問題の対処に責任を持って当たりたい」と声名を出した。その第一歩として発電力を700メガワットまで増強するということだ。(およそ250万人いるとといわれるバスラでこの供給量は十分なのかどうかはよくわからないが・・・。)さてもう一方の水の問題だが、先日もお伝えしたようにチグリス・ユーフラテス川の水位が深刻な度合いにまで低下している。南部農業地帯ではこのままで大きなな打撃を受けることになってしまうだろう。イラク政府はこの問題の原因はトルコのダムとイランのダムが水を堰きとめているとして、放水量を増加するよう求めている。放水量増加の見返りに石油を、と言う話も出ているがイラク政府はそのような交渉は行わないと否定している。トルコは先日、この要求に対し肯定的な反応を示し、近々放水量を増加するよう約束したのであるが、イランは問題の原因はうちのところのダムではないとし要求をつっぱねている格好だ。イラクの復興について欠かせないこの大きな問題、水、電気これが今後、地方議会選挙後の新しい議会体制のもとでどのように解決されていくか注目したい。さてもう一つ気になるところが、最近マーリキー首相が提唱している合意形成型政治から多数派による意思決定型の政治への転換が波紋呼んでいる。イラク大統領タラバーニーは時期早尚としてこの呼びかけに否定的な構えを示している。来年の頭に行われる選挙に大きな動きをもたらすことになりそうである。 Azzaman 5/24/2009,Azzaman5/19/2009 Diwan Basrah news5/24/2209 Arab al-youm5/27/2009 しかし暑い・・。そして渋滞がひどい。ダマスカスまで行くためのセルビス乗り場まで行くのに、1時間以上かかってしまった。ここ最近はアンマン市内の各地での工事のせいか渋滞が特にひどくなっているような気がする。今日はバスラのスタッフ、イブラヒーム先生とミーティングを行うために、ダマスカスへ向かう。アンマンから1時間半ほどで国境へ。そしてヨルダン側ボーダーを越え、今度はシリア側ボーダーへ入り入国手続きを行う。窓口でパスポートを提示すると、係官が検疫所に行って来いという。なぜかと問うとやはり今世界で流行しているブタ・インフルエンザの検査のためだ。「なるほど」ということで、検疫所へ向かう。 検査官が「とりあえず体温をはかってもらおうか」と、耳に挿すタイプの体温計で熱を測る。出ました。「38.3度」。むかし陸上部にいたときは、「ジコシン・ジコシン・・・(自己新記録)」とお題目のように毎日唱えていたが、まさかこんな年になって自己新記録樹立できるとは思っていなかったです。っていうか本当にこんな高熱今まで出したことないぞ。あ、あれだ、ジョークだ。こっちの人みんなこういうの好きだから。あ~びっくりした。インフルエンザに罹ったりしてるのかと思った。そうですよね?ドクター?驚かせないでくださいよ、まったく。 というわけで応戦するしかないなと思い「本気出せば45度くらいは軽いですよ。」なんていってみるが、「いや、本当に38、3度なんだけど。ほらこれ見てみ。じゃちょっと血液検査しようか。時間かかるけどドライバーは待っていてくれるかね?」「え?まじっすか?僕ピンピンしてますけど!もう一回計ってもらえませんでしょうか?」 「じゃ計ろうか。」ということで計ると今度は「37.9度」へと下がった。さらにもう一回計ると「36.2度」まで下がった。原因はこの暑さのせいだった。とりあえず、無事に入国カードに異常なしと書いてもらい無事にシリアに入国できたが、万が一のことも考えられるので入国時はきちんと支持に従って行動するようにしなければいけないと再認識しました。中東ではイスラエルとクウェートそしてアラブ首長国連邦で感染者が出ているので僕も十分注意しよう。 さてイブラヒーム先生は飛行機でくる予定だが、彼が乗る予定のイラク航空はなかなか適当である。どのくらい適当かといえば、僕の休日のスケジュールぐらい適当である。非常に困る。前日の電話で「明日は何時発の飛行機に?」と聞くと「午後・・・。」というところまでが限界で、イブラヒーム先生も困っている様子だ。まさか「やっぱり今日いくのやめとくわ」というノリで飛行機がキャンセルになったりしないだろうか・・・・。十分あり得る話である。まいったなぁ・・・。今回のミーティングは今後の予定のことなど話さなければいけないことがたくさんあるのだが・・・。これを書いている現在イブラヒーム先生はまだ滞在予定のホテルには来ていない。う~んまいった。もうだめかな予定変更だな。予定では午後4時にはミーティング開始してる時間なんだけどなぁ・・・。もう夜の10時ですよ。電話もつながらないし・・・。ネットカフェに行って予定変更しますって伝えに行ってきます。 っと思っていたら。「トゥルルルルッ!」と部屋の電話が!そして「もしもしぃ~」といきなりイブラヒーム先生が!!良かった来てくれた。結局バスラで飛行機に搭乗したのは午後5時だったらしくさらにそこからトラブルが続いてここまで遅れてしまったそうである。「午後だ」と言っていたのに誤りはないがそれにしてもなぁ~。とにかく無事到着して良かった。予定は変更せざるを得ないが、しっかりミーティングやってきます。
by jim-net-news
| 2009-05-27 06:13
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