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2009年 07月 26日
クルド地区選挙
91年にイラク中放政府からの手を離れて以来、今回の選挙が3度目となるクルド地区選挙。19の政治団体と5つの同盟勢力(507人)が選挙を戦い、またアルビル、スレイマニヤ、ドホークの3県の有権者およそ250万人が投票所に向かった。25日23時現在投票率は78%との報道がなされている(イラク衛星TV局シャルキーヤによる)。クルド議会は111議席で構成されており、前回の選挙ではマスウード・バラザーニー率いるクルド民主党とジャラーラ・タラバーニー率いるクルド愛国同盟のクルド2大政党によって78議席が占められていた。続いてクルドイスラム同盟(イスラーム同胞団系)が9議席、ジャマーア・イスラーミーヤ・クルディスターニーヤ(サラフィー派)が6議席と続き、残りをキリスト教系勢力、トルクマン系勢力、共産主義勢力が分ける形となっていた。今回選挙方の改正によって非クルド人の少数派に一定の議席が振り分けられる形となる。またおがわしょうじ在イラク日本大使が選挙監視役員として今回の選挙に立ち会うことも報道されている。 (以下の政治勢力が111議席を巡りを戦っていますが、各政党の日本語定訳がこの通りでないので、読み飛ばして下さい。) クルディスタンリスト バルハム=サーリフ(クルド愛国同盟) 政党 クルド民主党、クルド愛国同盟等 変革リスト ヌシラワーン=ムスタファー(クルド愛国同盟前副総裁) 復興奉仕リスト 同盟政党 クルド=イスラーム同盟(サラーフッディーン)、ジャマーア=イスラーミーヤ(アリー=バービール)、クルド社会党(ムハンマド=ハージー=マフムード)、クルドカーディー党(ジャナーフ=カーディル=アズィーズ) クルディスタン=イスラーム運動リスト 1979年オスマーン=アブドゥル=アズィーズなどのスンナ派イスラーム法学者らによって設立。 自由と社会公正党 (6つの左派系勢力による同盟) 同盟政党 クルド共産党、カーディー党、独立労働党、クルド民主運動、リズカリー党 独立大衆リスト ヒュー=アブドゥル=アズィーズ ほか10人の弁護士、大学教授らによって構成。 クルド復興運動 アブドル=ムサウィル=バラザーニー(マスウード=バラザーニーの甥) 前進党 ハルー=イブラヒーム=アフマド その他クルド系勢力、クルド民主民族同盟、イラク憲法党(イラク内務大臣ジャワードボーラーニー)、カーイマ=ムシュリク=クルディスターニ-など。 トルクマン系勢力、アルビル=トルクマンリスト、トルクマン復興リスト、トルクマン民主運動リスト、独立トルクマンリストなど。 さてクルド地区選挙により今後のバグダード中央政府との関係がどうなるかが焦点となりそうだ。現在も石油ガス法や、ナイナワー県のカルクークを巡るクルド対アラブ、トルクマンの争い。加えてクルド自治区が現在独自憲法制定に向けて動いているが、これも中央の反感を大きく買っている。またサドル派からもクルド自治区独自憲法制定に反対する署名運動を実施するという声名が出されている。クルド議会は新議会形成後にこの独自憲法制定への議会投票を行うと見られている。
by jim-net-news
| 2009-07-26 08:38
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