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2009年 12月 11日
イラクの看護教育等、看護師のバックグラウンドを調査していました。
少し、看護教育について報告いたします。 アルビルには看護大学が1校あります。 現在、ナナカリ病院にもこの大学の看護学生さんが実習にきています。 日本でいう成人看護学Ⅱにあたる分野の実習だと思われますが。 週2日でいいそうです、実習。 日本では、週5日きっちり朝から夕方まで、1分野につき4週間の実習をしなければなりません。 それが、2日間朝だけでいいんです。 それでも、体温表や看護計画を記録する用紙は日本と同様にあり、看護診断にはNANDAを使っています。 また、こちらの看護業界のトップクラスの方たちにもお会いしましたが、「NO CARE, ONLY CURE」とおっしゃっていました。 医者が治療をしない分、看護師がしないといけないので、ケアをしている時間はなく、看護業務が何かわからなくなっているそうです。 確かにナナカリ病院でも、ケアと呼べるものは行われていませんし、化学療法や輸血と本当に処置ばかりです。 こんな中で看護学生さんはどのように看護診断をし、ケア計画を立てるのか、不思議です。 確実に実施可能なケア計画は立案できないのではと思いました。 現在、イラクでは質の高い看護師を育てようと、教育には力を入れているようです。 しかし、すでに現場に出て働いている看護師のフォローアップをしなければ、医療現場自体の質の向上にはなかなかつながらないのでは。 最後になりましたが、ナナカリ病院の感染対策、まだ良い方法を模索中ですが、きっと、私たち日本人が来たこと自体、動機づけにはなっているはずです。 数日間の調査の結果、ナナカリは良い方だということがわかりました。 現場に出て長いであろう看護師さんたちの意識を変えるのは非常に困難ですが、少し光が見えそうなので。 頑張ってみようと思います。 以上ケイコでした。
by jim-net-news
| 2009-12-11 02:13
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