上半期薬支援合計は、約2千150万円

09年度、上半期（4月ー9月まで）の医薬品支援総額がでました。
JIM-NET関係団体の合計は21,456,243円になりました。

この中には、日本チェルノブイリ連帯基金が、8月に、アルビルのナナカリー病院に供与した、製薬会社からの現物寄付を薬価計算したものも含まれます。
グラフは、ドル換算したJIM-NETの5年間の活動実績で、薬の支援金額は、本年度も減少することは難しい状況です。


　先日来日した、バグダッドのこども福祉教育病院のマーゼン医師によると、保健省からの薬の供給は50％JIM-NETは30％の薬を供給していることになります。来年3月に選挙が行われると選挙後の行政の空白が予想されます。治安は以前に比べてよくはなっていますが楽観視は出来ません。

　アルビルのナナカリー病院が新たに支援対象に加わりました。
すでに、8月に、ビンクリスティン　28７バイアルとGCSFグランを100バイアル現物供与。（JCF)
9月には、ビンクリスティンを50バイアル、骨髄穿刺針・留置針などの供与（いずれもJCF）
11月には、セイブイラクチルドレン札幌より、メソトレキセート注50mg　　100V　　薬価3,271×100　　　327,100円をナナカリーに供与できました。
また、同じくセイブ・イラク・チルドレン札幌より、依頼があり、オーストリア経由でバスラまで以下の医薬品を届けることが出来ました。
12月8日に、SAARのスタッフがイラク入りし、バスラのｻﾌﾜﾝで無事に薬を届けたとの報告が入りました。　　　
Neutrogin:lenograstinm(G-CSF)250μg　50vial
Methotrexate(MTX)tablet2.5mg1000PT
Leukerin : mercaptopurine hydrate(6-MP)25g120vial
Etoposide: etoposide(VP-16)100mg10vial
Carbomerck：carboplatin(CBDCA)450mg15vial
Carbomerck：carboplatin(CBDCA)150mg15vial
Carbomerck：carboplatin(CBDCA)50mg15vial
Carboplatin: carboplatin(CBDCA)150mg10vial