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2010年 01月 18日
1月16日より、日本から持ち帰った医療資材の導入を試験的に開始しました。
まず、アルコール綿。 イソプロパノールの消毒綿4枚組とエタノール消毒綿2枚組を使ってもらいました。 今まで使っていたのは、薄い紙のようなアルコール綿であったため、止血に使用などできず、「いまいちだわ」という反応でしたが、今回は分厚い!止血もできる!おまけに4枚組のは分けて使える!ということで大人気です。あまり分けて使ってほしくはなかったのですが、1枚とって点滴接続部のふたを拭いているので、とりあえずそれで様子をみることにしました。 そして、ドレッシングフィルムとライン固定用メッシュのテープ。 私が一番必要性を感じていたものです。小児の点滴の針の刺入部がこれでやっと観察できる! 患者数が少なく、2名の小児にしかまだ活用できていませんが、手技も大丈夫!問題なしです。 フィルムは大人用サイズもいただいたので、成人にも使用。成人の方が大きいからか、使いやすそうでした。 ただメッシュのテープによる固定方法が定まらず、今日も2人の看護師と考えていましたが、なかなかうまくいきません。 今日の最終決定の固定方法はテープに穴をあけ、留置針の接続部を通すというもの。 写真はその方法をとった成人のライン確保後のものです。きれいに固定できるようになりました。 ![]() そして、環境クロス(商品名)。現在はイラクで入手できる抗菌作用のあるウェットティッシュを使用しています。しかし、それは清拭時に泡立つし、ふたがテープだという問題があります。今回、導入したものはプラスティックのふたがついていますし、泡立ちません! それがうれしかったのか、今日は皆さん、目につくところはすべて清拭。 詰め所のドアノブ・テーブル・処置台・薬品運搬用のかご・トレイまで!現在詰め所周辺は素晴らしくピカピカです。 ![]() 最後に針捨てBOX。これは持っていった瞬間「きれいな箱だねー」と言われてしまいました。これを汚してはいけないというような思考があるのか、ライン確保時に使った針をなかなか入れようとしてくれません。とてもやる気でトレイに乗せて持ち運びはしてくれるのですが。今後の課題は血液汚染のある針を捨ててもらうことです。 イラクへ戻って3日。感染対策は看護師の皆さんが頑張ってくれています。 実は、こちらへ戻ったときに以前のように悲惨な状態になっているのではと危惧していました。 そんなことは全然なく、むしろ清潔が保てるようになっていました。 はじめと比べると全く感染対策に対する意識が違ってきているんだと思います。 少しずつ患者を守らなければという気持ちが表れてきているように感じています。 未だに使用方法などの説明は手書きのイラストで、不便だとは思いますが、それでわかってくれているようなのでありがたいです。 そして、何か教えるたびにお返しにクルド語を彼女たちは教えてくれます。 きっとそうやってお互いが成長していくことを、彼女たちは望んでいるのだと思うので。 クルド語を頑張って上達させようと思います。 それではケイコの報告でした。
by jim-net-news
| 2010-01-18 04:09
| アルビルプロジェクト
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