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2010年 10月 03日
アルビルへ戻り3週間。
まさかの人事異動がありました。 イラクも10月は院内異動の時期なのか! さておき、先週末、外来も病棟もこどもの点滴固定が全員、本当に、HAKUZOさんグッズを使用し、きれいにされていて感動しました。 やればできるじゃないか! 休日をはさみ週が変わると、全員とはいかなくなりますが、それでもまだ頑張っていると思います。 以前はたくさんいた点滴刺入部が化膿したり赤くなったりしていたこどもにまだ1人も会っていません。 きっと看護師たちは、頑張っていたのでしょう。 8月に病院スタッフが撮影した患者さんの写真にもちゃんとフィルムを使って固定した点滴が写っていました。 さて最近、看護師たちが「日本の病院をみたい。研修に行きたい」と頻繁に言っています。 「ケイコの働いてた病院を見たい」そうです。 私が働いていたのは公立ですが、「私立でもいい?」と聞くと「ここ(ナナカリ病院)は公立なのに公立じゃないと意味ないじゃないか」と言われました。 本気で比較したりしたかったんだ…とちょっと感心。 そんなことを思うくらいにモチベーションが上がってきたのなら良いのですが。 そんな看護師たちを紹介します。 小児外来でいて、今日腫瘍科外来に異動になった2名と男性病棟の看護師長さんです。 まず外来の2人から。 アラムという27歳の看護師。 彼は外来の中で一番器用に処置をこなしますし、朝から夕方まで病院で働いています。 一度、私がロッカーを整理して以降、彼がストック管理をしていました。 アラビア語も堪能な3児の父です。 写真は「賢そうにしているところを撮れ」と何か説明している風な写真を撮りました。 喋っているふりをしているだけで喋っていません。 今日、腫瘍科外来へHAKUZOさんグッズを持ち込んで行きました。 そんな彼のプリセプター(指導係)だったのが、ムハンマドという28歳の看護師。 外来の中で、一番働き者です。彼はカレッジ(短大)を出ているからか、薬品の知識や病気に関しての知識もあります。 新人看護師がきたら点滴固定の方法も彼が率先して教えています。 今回、アラムとともに「使い方教えとくから!」とはりきっていました。 現場にいてくれたら一番助かる看護師です。 このふたり、日本語も覚えてきて「おはよう」「ありがとう」とか普通に使っています。 なぜか「どういたしまして」の「て」が言えず「どういたしまし」で終わるのが謎です。 そして、最後に看護師長のホーシャングさんも研修を受けたいと言っていました。 彼は管理者研修を受けるべきだと真剣に思っています。 今まで出逢ったイラクの看護師の中で誰よりも管理者向きだと思います。 保健局とかで働く看護部門の人たちより、そういうところで働けば看護界が良くなりそうなのです。 それくらいに病院をよくしようという意識は高そうです。 患者管理のことも考えたりしていたし、病院全体をよく見てる。 普通に部長さんのような立場でいればいいのに、現場でシャキシャキ働いています。 病棟師長のマハナスといい、彼といい、ナナカリ病院の管理職は驚くほどによく動く。 彼らがいればナナカリ病院の看護部は結構ハイレベルを保っていける気がします。
by jim-net-news
| 2010-10-03 05:12
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