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2010年 10月 09日
7月5日に亡くなったアーシアのお宅を訪問しました。
今年のJIM-NETのチョコレートはアーシアと彼女の兄ウサマ作です。 お父さんがおうちの近くの病院まで自転車で迎えに来てくれました。 タクシーで後を追いますが、やけに速い。 そうしておうちに着くといつものようにウサマを始め、妹のペアン、弟のアリが迎えてくれます。 おうちに入れてもらい、そこで、事務局長からチョコレートの説明がお父さんにされました。 サンプルを見て、喜んでくれていたので安心しました。 実はお母さんがアーシアを失ったショックで胃潰瘍になったりと、家族全員大きなショックを受けていたので、受け入れてくれるかどうか不安なところもありました。 しかし、家族全員が喜んでくれたのです。 床に並んだサンプルの中から、好きなのを選んでというと、アーシアの描いた自画像と花の絵をウサマが「アーシアだ」と真っ先に選びました。 お兄ちゃんですので、兄弟の中で一番長い年月をアーシアと一緒に過ごしてきたのはウサマです。 その年月の分、またしっかり状況を把握できている年齢ということもあり、一番寂しく感じているのは彼かもしれません。 自分の絵がたくさん使われているのに、アーシアを選んだのを見て思いました。 「医者になりたい」と言っていたことも。 ペアンは魚を選びました。お父さんが魚屋さんだからでしょうか。 アーシアの好きな食べ物も魚でした。 アリはかたつむり。インパクト勝負です。 ちょっと余談ですが、かたつむり、誰もクルド語でなんて言うか知らないんです。 病院で「これクルド語で何ていうの?」と皆に聞いたのですが「知らないな…」と皆が携帯辞書で調べ始め、最終的に看護部長が回答してくれるという大変な騒ぎになってしまいました。 そして、アーシアの遺品をお母さんがたくさん見せてくれました。 「ケイコがくれたプレゼントは包装紙もとってあるんだよ」と私が持っていったおもちゃやアクセサリーばかりを入れた箱を開けてくれました。 他にもよくアーシアが病院でしていたネックレスやマニキュアなど、次々出てきて、おしゃれが本当に好きだったなと思いだしました。 皆で思い出してしんみりしてしまったので、持参した水風船をすべてウサマに託し、遊んでもらいました。 彼は体格的には小さめですが、しっかりしていて、リーダーシップがとれるタイプなのか、近所のこどもを集めて風船を配り大勢で遊んでくれました。 ほんとに大勢集まってくれて、その後私はこどもたちの集団に巻き込まれ、身体中にのしかかられ大変な目に合うのですが。 そんな光景も事務局長のカメラを託されたウサマが小さいカメラマンになって撮影してくれました。 ご家族全員、アーシアの死を乗り越えて、しっかり生きています。 次は、チョコを持って会いにいけたらいいな。
by jim-net-news
| 2010-10-09 18:57
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