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2010年 11月 08日
10月31日から5日間、アルビルで看護師研修を行いました。
バグダード、バスラから合計7人の参加者。 ナナカリ病院からは2人固定で毎日違う看護師を1人。 全員で毎日10人の看護師さんが集まりました。 参加者のご紹介を少ししておきます。 バグダードから1家族。ハヤーウィ、アマルご夫妻とその娘のザイナブちゃん5歳。参加者が家族だと知ったときの私とアブ・サイードの驚きは半端なかったですが…。 しかもこちらに来る2日前に。「ターリク先生が許可してた!どうしよう!」とアブ・サイード。どうすることもできず、結局、ご家族でやってきました。 こちらのお父さんとお母さんが中堅看護師さんと言ったところでしょうか。 そして、バグダードの違う病院からは若いおふたり、アリとアブドルカリーム。 この2人は新人さんですね。 バスラも新人マジッドと中堅ハリッド、と(日本では中堅くらいだと思いますが)看護部長職にある女性ハミーダーがきてくれました。 ナナカリ病院からの固定の2人はマハナスとホーシャングのおふたりです。 31日はナナカリ病院の見学をしました。 ナナカリ病院からの参加者でもあるホーシャングが、外来から病棟までぐるっと案内してくれました。 まず、小児外来の見学から。 バグダードの皆さんは、看護よりもプロトコールや看護記録等に興味があるようでした。 しかし残念ながらナナカリ病院には看護記録はありません。 医者がやるからいいんだと言われて終わってました。 それに少し驚いていました、バグダードのご夫妻。 驚くのはよくわかります。 そしてバスラの皆さんは小さい病院に患者が多すぎる等と環境面のチェックをしていました。 環境面のチェックも大事ということで、ここで、井下先生が床頭台を清拭して、そのクロスを皆さんに「これだけ汚れててはいけません」と説明。 余談ですが、後にナナカリ病院からこれに対してのクレームがあり、「埃っぽいから仕方ない」とおっしゃっておりましたが、上層部がそういう意識でやってるのでは改善は望めないでしょう。 更に、外来、病棟と見学をして、屋外でナナカリ病院の良いところと悪いところを皆にそれぞれ述べてもらいました。 「狭いところに患者が多すぎる」「医療廃棄物が全部一緒のゴミ箱だ」とか的確に意見を言ってくれました。 あとは「看護師や薬剤師が協力し合ってるのが良い」、「抗がん剤をちゃんとキャビネットで準備してる」との意見が出ました。 やはり皆さん自分の病院と比べて小さいという印象を持ったようです。 特にバスラはきれいになったばかりですので、余計に感じたようで、何度も言ってました。 それを踏まえた上での感染対策についての講義は3日目から開始です。 最後になりましたが、これを聞いたナナカリ病院の皆さまが悪いところの意見に対し文句と言い訳ばかりではなく聞き入れて、改善しようという意識を持ってくれればいいのですが。
by jim-net-news
| 2010-11-08 04:31
| アルビルプロジェクト
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