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2010年 11月 09日
2日目は抗がん剤について講義をしました。
私も日本で看護師をしているとき、がん看護を約4年間していましたが、まだまだ知識は充分とは言えません。 しかし!こちらの看護師さんたちに事前にとったアンケートには皆さま「知識充分です」と回答が。 私は看護学で知識が充分になることなんてありえないと思っています。 なぜなら、看護は日々進化してるのです。医学や薬学の進歩とともに。 日々、勉強していくことが大事なのです。 「充分です」と書かれたアンケートをみて少し落ち込みましたが。 気を取り直して、講義を開始。 ![]() ・抗がん剤の安全管理 ・副作用 主にこの2点に焦点を当て、講義を行いました。 安全管理についてでは、患者さん、さらには看護師が自分自身を守らなければいけないんだということを説明。 ここで、皆の体験談も聞きました。 なんと、抗がん剤が目に入ったことのある看護師が2人も… 1/5のナースがそんな経験をしています。 今後、そんなことが起こらないように、体内への抗がん剤の侵入を防ぐ防護用具の説明、さらにまたもし、目に入ったときの処置の仕方、床にこぼしたとき、衣服についたときの対処方法も説明しました。 この安全管理で大切なのは、血管外への漏出を防ぐことです。 バスラでは、血管外漏出が原因で腕や足を切断したこどもが何人もいます。 それを防ぐのも、起こったときに迅速に対処するのも看護師の仕事です。 それを薬の種類別に説明しましたが、それがなかなか難しかったようでした。 薬によって対処方法が違うのが、きちんと理解できなかったんでしょう。 皆さんの頭の中が混乱していく様子が目に見えるようでした。 最終的に一番気をつけなければいけない薬品がもれたときの対処方法を説明し、なんとか理解は得られました。 次に副作用について。 抗がん剤によっては副作用も違うんですが、それをきちんと学んだことがないようで。 経験上の副作用は皆さん知ってるんです。 「髪が抜ける」「吐き気」「嘔吐」など。比較的、多くみられる副作用です。 が、すべての薬でそれが起こるわけでもないし。 薬により副作用も違います。 たとえば、腎障害や肝障害が起こる薬もある。 そういう目に見えてわからないことが難しいようでした。 これらの副作用一覧を表にして配ってあるので、見返してもらえたらなと思っています。 そして、それら症状に迅速に対処できる看護師になって欲しいです。 1日目はまだまだ皆さん元気に講義中も発言してくれました。 バグダードの皆さん、ナナカリ病院のホーシャングにくらべ静かに黙々と聞いていたバスラのおふたり。 実は発言をしたかったのだけれどもタイミングがはかれなかったと夜告白してくれました。 皆さん、まじめに聞いてくれて非常によかったです。
by jim-net-news
| 2010-11-09 01:11
| アルビルプロジェクト
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