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2015年 12月 04日
2011年、シリアで内戦が始まった。
民主主義を求めて銃をとった若者たちに待ち構えていたものは、あまりにも悲惨な現実しかなかった。 シリアといえば、周りには紛争があふれていたのに、奇跡的にも平和な国だった。 まさか、ここまでの内戦になるとは誰が一体予想しただろうか。 ローリンは2000年にカミシリで生まれ育った。2012年、クリスマスに神様が届けたのは、皮肉にも「白血病」という名の贈り物だった。カミシリは、シリアの最北端でクルド人らが多く住む。そんな田舎には、がんの病院などはありもしない。バスで揺られて4-5時間かけてダマスカスの病院にたどり着いた。 バスマというNGOが、がんの患者たちの支援をやっていた。 足らない薬を病院に届けたり、患者の家族の生活支援もやっている。JIM-NETも、スタッフのイブラヒムが研修を受けたことがありその時の体験を生かして、ソーシャルワーカーとしてバスラで活躍しているのだ。 シリアは社会主義の国だった。アメリカは対ソ連と、イスラエルとの関係から、シリアをテロリスト支援国家として経済制裁を課してきた。しかし、日本はそんなことを気にもせず、シリアとの関係を保ち続けた。 シリアの国家は、予算がなく、がんの薬はいつも不足していたが、シリアの金持ちたちは喜んでお金を出した。 バスマは間に入ってお金持ちのお金を吸い取り、がんの病院にとつないでいった。 そのような活動を担っていたのが、アサド大統領夫人だったのだ。 ローリンがダマスカスの病院に行くと、バスマは家族たちのためにも住居を提供し、食料も支援してくれたという。しかし、ダマスカスの状況は日増しに悪くなっていった。爆弾テロが起き、女性たちは武装勢力に誘拐されだした。 ローリンの一家は、もはやダマスカスには住めずに、カミシリへと戻っていったが、そこにはがんの病院などはなかった。カミシリの隣人たちは、イラクに行けば、がんの病院があると教えてくれたのだ。
by jim-net-news
| 2015-12-04 13:48
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