カテゴリ
以前の記事
2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2013年 06月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2007年 10月 お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2015年 12月 11日
ローリンは何度か死の宣告を受けている。
そのたびに父親は、必死になって娘を助けようとした。 彼女が暮らすアークレ難民キャンプは、病院から車で2時間近くかかってしまう。 昨年の11月。 日本人スタッフが、ロリーンの父親は大問題だといってきた。 「電話があって昼頃ナナカリ病院で会い、薬代の領収書を受け取りました。ここまではよかったのですが、交通費を請求し始め「ロリーンだけでなく他の患者にも限られた予算で支援しており、1人だけ何度も支援はできない」と振り切って別れました。ところが夕方、事務所に親子で訪れ(たぶん病院から歩いて来たと思います)、門扉をガンガンと叩き続け、ベルを断続的にならし続けました。最初はそのうち諦めて帰るだろうと思い、居留守を装っていたのですが、あまりにガンガン叩き続け、近所にも響き渡り、耐えられなくなったため表に出て話しました。最初は「ID 200,000」を要求し、「とても応じられない」と蹴って事務所内に戻ったのですが、またガンガンと門扉を打ち付けるので再度表に出ました。シュバンに電話で通訳してもらい、「ID 50,000」まで下がったので、諦めて領収書を取って渡しました。彼らは実際に一銭もなく、アクラに帰れないのは事実で、放っておけば門の前に居座り続けたと思います。」 こういう話は、ローリンに限ったことではない。 日本人スタッフは、常に自分の「良心」が天秤にかけられる。 何か、支援の仕方に教科書があってその通りにやってたらそれは楽だ。しかし、教科書通りやっても、ローリンは死んでしまっていたかもしれない。 「今後は貧困患者を事務所に連れて来ないようにしてください。ロリーン親子はたぶん今後も、アルビルに来るたびに事務所に来ると思います。彼らにとっては金銭をくれるところは他にないからです。あの父親は話せば悪い人ではないのですが、かなりしつこいタイプです。」 結局、多くの難民や国内避難民が、周りから金銭をめぐんでもらい、子どもたちを病院に連れてきている。 そんなことしたくない。でもそれをせざるを得ないのが、ガン患者、難民、貧困といった構造的な暴力だ。 人間は貧困に打ち勝つ力を持っている。NGOは、そういう力を育てる仕事をする。 でも、がんはどうだろう。がんと闘いながら、貧困から抜け出せるのか。 イラクできちんと医療が受けれる。それは、イラク戦争をするときに、アメリカが約束したことだ。 イラクを民主化し、そして、経済制裁を終わらせ、連合国が、食料と医薬品を届ける。 2003年、ブッシュ大統領は、一般教書演説で宣言したのだ。もちろん連合国の筆頭は日本だ。その責任がある限り、私たちは、イラクの病院を支援し続けるし、そこで治療を受ける人たちは、シリア難民であろうがきちんと病院にこれるようにできる限りのことをしなければならない。そんな覚悟が不可欠だ。 ローリンの親子が「しつこい物乞い」ではなく、何か誇りをもって一緒にやっていきたいという気持ちが僕の中で湧いてきた。そこで、かき氷を作って難民キャンプの子どもたちのためにふるまうという仕事をローリンの親父にやってもらうことにしたのだ。 そして夏が終わり、冬がくる。 じゃあ、屋台であった買い物をサービスしようという話になり、カマタがお金を出してくれることになった。 早速、日本と、イラクでスカイプ会議。 こういう会議はとても楽しい。あまりに楽しかったので、ビデオにとっていると、親父が目ざとく見つけ、 「そのビデオ、いいなあ。欲しい」と言い出し、また話が脱線する。一体どんな屋台ができるのだろう。 ![]() ![]()
by jim-net-news
| 2015-12-11 02:31
| チョコ募金
|
ファン申請 |
||