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2016年 01月 26日
サマッラー出身のドゥアが治療のためクルド自治区のアルビルに来た直後、ドゥアはバグダッドでの検査が必要だった。どうやってバグダッドまで行くかを考えていた時に、携帯電話が鳴った。
「うちの娘も小児がんで、バグダッドで検査をしなければならない。一緒に行きませんか?」 と、ある小児がん患者の家族からだった。 さっそく、通院しているナナカリ病院で会うことにした。 ![]() そこに現れたのは、ドゥアと同じ歳くらいのリザンという女の子とその父親だった。クルド人のリザンの父親は、ドゥアの出身地であるサマッラーに13年間住んでいたことがあるため、アラビア語が堪能だった。 すぐに、バグダッドへの行程や日程を話し合った。 また、その時ドゥアの家族はアルビルに来て間もなく、まだ住むところもなかった。それを知ったリザンの父親が「我が家に来ないか」とドゥアの家族を2週間泊めてくれた。 そしてその後、リザンの父親が近所の空き家を見つけてあげて、ドゥア達は今の家に引っ越すことができた。 話す言葉は違っても、歳の近い2人は、すぐに打ち解けた。 時には、リザンの父親を介して話したり、お互いの言葉を教え合いながら話した。同じ小児がんを患いながら、励まし合って闘病を続けた。 ![]() 現在、彼女たちは抗がん剤治療が終わり、月1回の検査や体が痛んだ時に病院に通っている。 また、学校に復学し、ドゥアは国内避難民用の学校に、リザンは地元クルドの学校に通っている。 ドゥアは、お父さんがアラビア語の先生なので、自分も同じように先生になりたいという夢を持っている。 リザンは、数学が好きで、将来は医者になりたいそうだ。 放課後は、よくお互いの家を行き来している。学校での出来事などを話したり、テレビを一緒に見たりして遊ぶ。家族ぐるみの仲で、お互いアラブ料理やクルド料理を作って持ち寄ることもあると言う。ドゥアとリザンに好きな料理を聞くと、二人とも「ドルマ(香辛料で調理したお米を、中をくりぬいた野菜に詰めた料理)」が好きだと話してくれた。 訪問したその日も、リザンが遊びに来た。二人で出来上がったチョコ缶を眺めていた。 ![]()
by jim-net-news
| 2016-01-26 12:37
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