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2008年 04月 16日
バスラの地域の多くに静けさが戻り、住民は当局による家宅捜索に怯えながらも通常生活を始めています。今まで報告してきたズバイル地区では学校が再開された模様。先月末からほぼ20日間ぶりに登校することができた子供たちは家で閉じこもっていた生活からやっと抜け出せました。しかし大学は未だに休校状態が続いています。 ズバイル地区のファーティマによると 「やっと学校が開けて嬉しい。それに久しぶりに学校が開いたから、友達と先生と一緒に写真を撮ったの。」 バスラの中心部以外は治安回復に進展が見られるのに比べ、中心部では依然として衝突が起こっています。この3日間の間に、カラマトゥ・アリー地区、ハヤーニーヤ地区ではヘリによる上空からの攻撃が行われています。中心部では突発的な戦闘が夜に発生し、時には昼まで続くこともあります。またバスラの各地で軍による通行止めが敷かれており、移動の自由が制限されているとのこと。 ジュムフリーヤ地区のイドリス先生によると 「今は市場にいます。人も出歩くようになりましたよ。でも日が沈みかけるとサッと家に帰ってしままいます。依然として夜に起こる戦闘に怯えているからです。病院にも通えますが、日によっては道が通行止めにされて患者が来ることができません。診療時間も3時間、4時間と完全に病院が機能しているわけではありません。」 中心部の治安回復の遅れに加え、バスラの展望において不安を駆り立てるような報道が続々となされています。また政府の軍事作戦はバスラからバグダードへ移行したようですが、イラク政府によればこの軍事作戦は10月に行われる選挙まで継続するだろうとのこと。 メディア報道より マフディー軍鎮圧後・・・新たな危機 治安当局の責任者がとある武装勢力が再び活発化する恐れがあることを明らかにした。マフディー軍の鎮圧が完了した後、特にアフマド・ブン・ハサン(アル・ヤマーニーとして知られる)率いる武装勢力「ジュンドッサマー(スカイ。ソルジャー)」が台頭することを危惧している。「アル・ヤマーニーは時期が熟するのを密かに待ってから活動を開始する。多くの武装勢力が用いる手法とは異なるやり方で彼は動く。さらに、マフディー軍はかつてアル・ヤマーニーにとっての隠れ蓑となっていた。時によって、マフディー軍がアル・ヤマーニーを攻撃することさえあった。しかし今回の政府によるマフディー軍制圧作戦でアル・ヤマーニーを抑制するものがなくなった。」と今後、ジュンドッサマーの動きが活発化することを懸念している。またマフディー軍とジュンドゥッサマーの間には信条的にも大きな違いがあり、マフディー軍が宗教指導者を精神的支柱に置くのに対し、ジュンドゥッサマーはこういった宗教的権威を認めていない。 イラク南部はこのような武装勢力の温床となっており、彼らは密かに勢力を拡大し、取り締まりの手が届きにくい存在となっている。http://www.almothaqaf.com/index.php?option=com_content&task=view&id=29523&Itemid=713 バスラにおける地雷の危険 バグダードで行われた地雷除去に関する会議で、バスラの各地に大量の地雷や爆発物がのこされたままになっている事が明らかになった。アブーフサイブ地区、タンヌーマ地区などにおよそ1千万個の地雷や爆発物が残っており、4000人の市民が死傷している。「一個の地雷を植えるのに100ドルから350ドルの費用が必要とされるが、地雷による負傷者の治療費は6000ドル必要とされる」とバルハム・サーリフ副大臣はコメントしている http://wasatonline.com/index.php?option=com_content&task=view&id=6357&Itemid=101#Scene_1 綿密さに欠ける軍事作戦により、イラク軍から離れる兵が増加 イラク軍の高官が匿名でコメントしたところによると、兵役を捨てる兵士が増加しており、その原因は彼らに発せられる、作戦遂行命令にあるという。彼らに下される、軍事作戦においてその攻撃目標とされるところが一般市民の住む、住宅街で、かつ重兵器を用いて攻撃される。さらに作戦の綿密さに欠けているため文字通り的外れな攻撃を行うため、市民が多く犠牲になっているという。マフディー軍の兵士がそこにいるかどうか確認なしの軍事作戦が行われているというのである。また空爆においても、少しでも疑わしいところがあれば、攻撃を加えるといった、非人道的攻撃方法に納得できないイラク軍の兵士が多い。そのために多くの兵士が離れてしまっている。 http://wasatonline.com/index.php?option=com_content&task=view&id=6357&Itemid=101#Scene_1 人道支援を装い、武装組織を形成、民兵を集める手段に 一部の武装勢力が人道支援を装い、市民を武装組織に引き入れている。政府が公共サービスや市民生活の改善に失敗した隙につけいり、食料や燃料、服、時には現金などで支援することにより国内難民を武装勢力への参加に押し出しているとのこと。また報告によると、ムクタダー・サドル師が君臨するサドル派は非公式では最も大きな人道支援団体とみなされるとしている。http://www.baghdadtimes.net/Arabic/cat200.php?sid=22403#TOP ![]() バスラ中心部地図 依然として衝突が継続しているとされているのが、ハヤーニーヤ地区、最近空爆がおこなわれているのがバスラシティーから18㌔北のカラマトゥ・アリー地区 地雷が多く埋まっているとされるのが、アブー・フサイブ地区(バスラシティ南東に位置) また同様に地雷の危険が高いタンヌーマ地区は川を挟んで北東に位置している。 tq
by jim-net-news
| 2008-04-16 09:20
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