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2008年 05月 05日
イラクでは人間の生命において最も重要な水が常に問題になっている。これまでも述べたようにイラクの各地で電力不足によって水の供給が停止、病院は緊急に水を補給をしながらなんとか維持している状態だ。 イラクとクウェートの国境に位置するサフワーン地区。ここでも水が大きな問題となっている。91年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争でこの辺りを含む南部地域は大規模な爆撃の対象とされ、現在でも放射能汚染がもっとも懸念される地区の一つとなっている。汚染された大地に実る食物や水も、汚染されている危険性が極めて高い。そしてこの地域にはその影響により白血病やガンに冒された子ども達が多数いると見られている。 イブラヒム先生「サフワーンは二度の戦争で大きな被害を被りました。また放射能汚染が大きく懸念される地域です。もちろん白血病やガンに冒されている子ども達は多いです。しかしここは非常に貧しいところで患者の子ども達の多くは病院に行くことすらできません。そのような子どもを持つ親達は黙って我が子が死んでいくのを見届けるしかない。そのような所なのです。」 写真 ハンナーン・ムハンマド・サビーフ(6歳)彼女も2004年ガンであると診断された。 この日になってようやくクウェートから送った緊急支援の水2000リットルが到着した。現在はバスラ危機の影響があり、イラク、クウェート国境管理がとても厳重になっている。そのためイラク、クウェート両国からの様々な許可が必要とされ、時間を費やしてしまった。クウェートから送り出してから3週間が経過していた。。 イブラヒム先生はこの緊急支援のためにバスラ中心部から50キロ離れたサフワーンに駆けつけた。水は赤新月診療所で配給が行われた。 写真 およそ80の家族が診療所を訪れ配給の水を手にした。診療所では今回の配給に対する感謝の意を込めて垂れ幕を作って掲げてくれていた。「サフワァーン市民はJIMNETの支援に対し感謝しています。」と書かれている。 ペットボトルは一本20キロ近くの重さがある。サフワーンの女性達は強い。 小さな女の子も自分の手で水を運んだ。 水を上げるのを手伝うイブラヒム先生 この配給の後、イブラヒム先生は病院へ直行し五度目となる水の補給を行った。病院に水が戻る目途は未だに立っていない。
by jim-net-news
| 2008-05-05 08:51
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