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2008年 07月 11日
今日はイラク支援に従事する先輩の誘いで、とあるサマーフェスティバルを見に行った。アンマンにある児童教育支援を行う団体「バスマセンター」主催によるサマーフェスティバルだ。
あらじかめもらった進行表にはぎっしりと催しものが詰まっている。どんなものか楽しみだ。 バスマセンター 会場にはテントが組まれており、子供達でびっしり。まずは手品、それから子供達の歌やお遊戯などである。まわりにはボランティアの高校生がいて、ショーの最中に席を立ち上がったり、おしゃべりをする子どもがいたら、注意したりしていた。 おもしろかったのが劇。さすがにバスマが子どもの教育支援を行っている団体だけあって、劇の内容も非常に教訓的なものだ。若者がキャンプに出かけ、2つのグループに別れテントを張ることになった。一つのグループは木や森のことを良く知っていて仲間と相談しながら火を起こしたり、テントを張ったりしている。しかしもう一つのグループにはとっても自己チューな「ガース君」がいて、人の意見に耳を貸さないでなんでも進めてしまう。 キャンプで口論する若者達 ここで突然、劇は中断し、司会者が子供達に質問を投げかける。 「どっちのグループがより良い野営生活を送ることができるかな?」 「はい!はい!はい!!」 と子供達は元気良く手を挙げて、質問に答えていく。 「ガース君は人の話を聞かないからだめだわ。」 「人と話すときにそんな風に怒鳴るのはだめだよ。」 ここで司会者は準備されていたガース君の似顔絵を子供達に見せて、 「じゃ、今言ったことをこのガース君の顔に書いていってみよう。」 ガース君の口には「怒鳴る口」と書かれ、耳には「話を聞かない耳」といった感じでガース君の顔が欠点で埋め尽くされてしまった。見ているほうとしてはガース君のあまりの言われように可哀相に思えてきてしまったが・・・。とにかく子供達はガース君を通じ立派な人間というものを学んだことだろう。 劇が終わった後、やたら「ヒュー、ヒュー」口笛をならし賛辞を送っている子どもがいる。感心な少年だ。よっぽど感銘を受けたのだろう。 「劇はどうだった?」と聞くと 「見てなかった」と返ってきた。そうか・・・。 自分もこの年の頃はこんな感じだったような気がする。 この後、このフェスティバルの協賛団体である「セーブザチルドレン」プログラムマネジャーのスザンヌさんに話を聞いてみた。 「私たちは6歳から24歳までのすべての子供達に教育面においての支援をおこなっています。ここでは主に小さい子どもを対象としています。中東だけでなくアフリカなどでも人種、国に関係なくすべての子どもに手を差し伸べるが私達の役割です。」 現在ヨルダンのイラク難民も公立の幼稚園に通うことができるようにその登録が行われたそうである。ここバスマセンターも幼稚園として100人ほどのイラクの子供達を受け入れている。しかし公立の幼稚園は数が少なく、大概はヨルダン人で埋まってしまう。さらに私立と公立では幼稚園で教えられる教育内容が全く異なっているのだという。私立では英語をバンバン使った国際教育がおこなわれているが、公立だとそうはいかない。そういった教育の格差も問題になっているそうだ。 この後もメイン会場に移ってショーは続いた。ウード演奏やアラブ版ヒップホップ、サーカス団によるパフォーマンスなど目白押しだ。明日は金曜日(お休み)ということもあってみんな夜遅くまでショーを楽しんでいる様子だった。
by jim-net-news
| 2008-07-11 08:06
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