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2008年 08月 10日
局長がヨルダンに到着。今日は暑い日ざしの中赤十字病院へむかった。目的はそう、アリヤン(7歳)のお見舞いである。 いつもは部屋でじっと過ごしているアリヤン親子だが、今日は外のベンチで過ごしていた。ここにきてからはや2週間近くになる。父親はどこにも行かず、静かにただじっと息子のそばに付いている。アリヤーンの目の検査が無事終わってほっとしたのもつかの間、今度キャンプに残してきた家族が気になるのだ。 局長がお菓子の差し入れ(しかし父アジーズはストレスで食べても戻してまうといって食べることができなかった。) 病室ではもっぱら携帯電話のゲームで暇をつぶしているアリヤンだが、じつは勉強だってちゃんとしている。彼らは難民キャンプでも学校を作り、もの教えることができるものはみな教壇に立つ。そうしていつかキャンプ生活から開放される日が訪れたときのために備える。今年6月に訪れた、シリア・イラク国境のパレスチナ人難民キャンプ、アル・ワリードでも「教育だけが我々の武器なのです」と盛んに言われていた。 アリヤンは父に教わりながらアラビア語 英語などの言葉を普段から習っている。病室でもノートに英語のアルファベットを書き連ねている。しかしよく見ると、どこかおかしい・・・。 ノートの裏にはなにやら大人の筆跡でびっしり文字が詰まっている。何が書いてあるのか尋ねると、 父アジーズ「これは国連の人に我々の窮状を訴えるために書いた手紙です。8人の息子たち、そしてアリヤンの将来が心配なのです。なんとかしてこの子達が安心して暮らせるよう救いの手を差し伸べてほしい。」 父アリアンも2週間病院に缶詰の生活に疲れてしまった。時おり涙することもある。母親を恋しがるアリヤンをなだめるの大変なようだ。彼らの訴えはいつになったら聞き届けられるのだろうか。 マフディー軍解散の条件に米軍の撤退 イラクは現在、キルクークのクルド自治区併合問題と米軍の撤退時期をめぐる治安協定で紛糾が続いている。その治安協定に関して、サドル潮流のスポークスマンが昨日コメントを発表した。 ムクタダー・サドル氏率いる、サドル潮流のスポークスマン、サラーフ・ウバイディーの声明で、サドル派擁する、民兵組織マフディー軍を解散させる意向があることを発表した。解散の条件として、アメリカ軍がイラクから撤退することをあげている。 ウバイディーによると、「我々はマフディー軍を社会的、文化的組織に変更する方向に向かって進んでいる」また「この変更を組織の解散である認識するすることがあるとすれば、我々はその途上にある」とコメントした。また同様に途上にあるとして、イラク、アメリカ間の治安協定の結果を待っているとも話した。 その上で、ウバイディーは「米軍が撤退するか、もしくは撤退の時期が限定されたとき、我々は途上にある道を最後まで進むことになるだろう。マフディー軍を社会的組織に変更する。」とこのように述べた。 またイラク政府高官の話では、イラクの代表交渉団が2010年9月までに米軍が撤退するという撤退時期の提案をアメリカ側に申し入れた事を明かした。もしアメリカがこの提案に合意すれば、民主党大統領候補バーラク・オバマの撤退案に限りなく近いスタンスをとることになる。オバマ氏は2003年のイラク侵攻に反対の姿勢を表明している。 両陣営の交渉に近い人物の話では「交渉では多くの議題が議論されている。しかしイラク人が望んでいる合意は今のところ得られていない。」 この撤退時期案では来年の中旬あたりには、イラクの街や通りから米軍が撤退、2010年中には軍隊が祖国に帰還するというものである。ただし一部の部隊は援護のためにさらに数年残ることができるとしている。イラクとアメリカの間ではは現在今年12月いっぱいで切れる、国連交渉後の米軍のイラク駐留についての議論が続いている。 Al・ra`i 9 August 2008 t
by jim-net-news
| 2008-08-10 10:11
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